長谷川理恵、鎌倉で取得していた日本人初の資格とは
ヨガといえば片岡鶴太郎の離婚が思い浮かぶが、実は今、日本は空前のヨガブームに沸いているという。その背景には、健康志向の高まりや、肥満解消のためにダイエットを試みる人の急増があるからだ。
「ダイエットの方法もたくさんあって、毎年のように新しいエクササイズが生まれていますが、一時的なブームで終わるものも多いです。その中で身体だけでなく精神にも良いということでヨガの人気が高いですね」(健康ライター)
『ヨガジャーナル日本版調査』によれば日本のヨガ人口は、月に1回以上行っている人が約590万人。年1回以上行っている人が約770万人いるとされ、今後増え続け、1600万人に達するという。
一口にヨガと言っても多種多様な流派が存在し、その数は20以上に及ぶという。我々がよく目にするのは、“アーサナ”と呼ばれるポーズと呼吸法を取り入れたものだが、それ以外にも、
「インドに古くから伝わるポーズをとらないで、瞑想だけするものや、派生型では親子ヨガ、キッズヨガ、骨盤矯正ヨガ、マタニティヨガ、産後ヨガ。大声で笑い合う笑いヨガなんていうものもあります。最近人気があるのはホットヨガですね」(前出・健康ライター)
そんなヨガブームのさなか、また新しいヨガが誕生した。それは、モデルの長谷川理恵が提唱している『Wabi Yoga』だ。
長谷川は’12年に実業家の楠本修二郎氏と結婚。同年に長男を出産し現在は鎌倉に住んでいる。野菜ソムリエなど多くの資格を持つ彼女が『Wabi Yoga』と出会ったきっかけは、
《鎌倉の山田宗徧流、子供のお茶会へ見学に行った時、奥様の山田宗理さんと出会いwabi yogaのお話をいただきました》(長谷川のブログより)
そもそも『Wabi Yoga』とはどんなものなのか、
「鎌倉にある茶道の山田宗徧流家元が考案した現代人のためのヨガだそうです。“wabi”は日本人の持つ美意識“侘び寂び”の侘びからきています」(前出・健康ライター)
“侘び”とは百科事典によれば「貧祖、不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識」という意味だそうだが、ヨガとどう結びつくのか、
《侘びを身体化させた動き。茶道の動きを進化させたような動きです。身体の軸を鍛えながら、無駄のない美しい動きと、雑念から解き放たれた精神を目指すヨガ。植物に例えると、強くてしなやかな柳や竹でしょうか》(長谷川のブログより)
既成のヨガとはひと味違った感があるが、日本人に向いていそうな気もする。
長谷川は昨年、日本初となるWabi Yogaインストラクターの資格を取得。現在は地元で月に1回、教室を開いているが、ヨガの後には彼女手作りのヴィーガンスイーツをいただけるとあってレッスン希望者が殺到しているという。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>