厚労相「児童福祉司の国家資格化を検討」虐待への対応強化
千葉県野田市で小学4年生の女の子が死亡し、両親が逮捕された事件を受けて、根本厚生労働大臣は、8日の衆議院予算委員会で、虐待に対応する人材の専門性を高めるため、「児童福祉司」の国家資格化も検討する考えを示しました。
この中で、根本厚生労働大臣は「児童相談所の職員の資質向上は重要な課題だ。国家資格化も含めて、人材の資質向上を図るための方策について検討していきたい」と述べ、現在は、指定の講習会を受講するなどの条件を満たせば資格が得られる「児童福祉司」の国家資格化も検討する考えを示しました。
また、根本厚生労働大臣は、今の国会に提出を予定している児童福祉法などの改正案について「法改正は児童相談所の体制強化、職員の専門性向上の2つを考えていて、現在、調整を進めているところだが、今回の事案を踏まえたものとなるよう検討を進め、虐待事件が繰り返されないよう万全を尽くしていきたい」と述べました。