測量士補 |測量士から土地家屋調査士まで!

測量

測量士補

測量の知識ゼロでも短期間で合格でき、就職先も多数あります。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性
易しい 3か月以上 国家資格 名称独占資格 20% 次のステップへ向けて有望

測量士補とは

広い空き地や道路工事の現場などで、三脚の上に望遠鏡のようなもので覗いているのを見たことはありませんか、これが測量の仕事です。

測量士補は家やビル、橋、道路、鉄道、トンネル、トンネルなど、全ての建設工事においてまず最初に行う作業が測量で、その仕事をしているのが測量士補です。

建設工事を始める前には工事予定地の、正確な位置(座標)、高さ、長さ、面積などを決められた専門測量技術を使い測定して現状図面等を作成します。

この測量によって、結果を基に開発計画を決めたり、建造物の建設仕様を変更する事になるので誤差のない正確な数字が求められます。

測量士・測量士補の違い、待遇と難易度は?

測量士補

測量に関する資格には測量士と測量士補があります、補と付くので測量士補は測量の補助するように感じますがどうでしょう。

今回は測量士と測量士補の仕事の違いや待遇、また試験の難易度などにについてお話ししていきます。

測量士と測量士補の仕事内容の違い

測量士も測量士補どちらも、もちろん測量に関する資格ですが、資格の名前が違うように仕事の内容に少し違いがあります。

国家資格としての測量士と測量士補は法律では仕事内容を下に記したように区分されています。

測量士:測量作業の主任者として測量計画作成を担当
測量士補:測量士の作成した計画に基づき測量を担当

法律上で測量士の指示の元に測量士補が実際の測量を行うことになります、ただ実際の現場ではこれは絶対的なルールではなく、場合によっては役割が変わることはあります。

測量士と測量士補の待遇

測量士補よりも測量士の方が上の資格です、このために測量士の方が給料水準もやや高く就職面接などでも評価は高くなります。

ただ現場の仕事では2つの資格にそれほど大きな差はなく、中には待遇が全く変わらない会社もあります。

測量士と測量士補の難易度

測量士と測量士補の試験概要と難易度の違いは下記になります。

・測量士補:試験概要と難易度
測量士補の試験は筆記試験ですが選択式試験です、概ね65%以上の得点で合格となりますが合格率は約2割です。

実際の試験の難易度は、日商簿記3級、介護福祉士と同様でしっかり勉強さえしていれば合格出来る難易度です。

・測量士:試験概要と難易度
測量士の試験は午前と午後に分かれていますが、午前の筆記試験が選択式、午後の試験が記述式の試験になります、午前と午後合わせて65%以上の得点で合格(足切りがあり午前午後合計で65%でも午前の試験で50%以上の得点が必要です)となります、合格率は約1割、難易度は日商簿記2級や社会福祉士と同程度なので、可なり計画的に勉強する必要があります。

ただ測量士補は、専門学校や短大、大学での専門課程を修了するれば無試験で資格を取得することが出来ます、なお測量士は専門課程の修了に加え一定の実務経験があると無試験で資格を取得することができます。

始めから測量士の資格を狙う

測量

基本的には測量士は測量士補を使う立場なのでメリットが多い資格と言えます。

測量系の資格を取得して、仕事に付くのであれば最初から測量士を狙うのも良い方法です、測量士の試験は受験資格が無いので測量士補を取得していなくとも受験できます。

更に測量士と測量士補のいずれかの資格を取得していれば土地家屋調査士試験の筆記試験午前の部の試験が免になります、測量士の資格からキャリアアップを目指したい方にはオススメです。

一般的には測量士補は測量士よりは簡単に取得できるので、測量の仕事に付きたいのなら、まずは測量士補から取得して測量士事務所で経験を積んで測量士にステップアップするケースが多いようです。

実際は測量士や測量士補でなくても、測量の仕事はできますが公共の測量業務(建築・建設・土木の現場や地図製作等)を行うためには資格が必要です。

取得するべき・ 測量士補の資格メリット!

測量士補1東京オリンピックなど施設の建設で注目を集めている「測量士補」ですが、測量士補は測量関連の資格であること以外あまりイ知られていません、測量士補の資格が具体的にどういったメリットがある資格なのか、よく分からない方も多いと思います、ここでは測量士補の資格のメリットや効果をご紹介していきます。

測量業務が行える

測量士補のメリットの代表的なものは「測量業務が行える」ということです、国内で行う測量業務は誰でも勝手に行う事は出来ません、「測量士」と「測量士補」のどちらかの国家資格を取得した人のみ業務が遂行を許されています。
これから測量関係の仕事を希望している人は避けては通れない必須の資格となります。

就職に有利!

測量士補の次のメリットは「就職に有利」という点です、上記のように測量士補の資格があれば測量業務を行う事が出来ます。

また資格を取る事で建築、不動産などの専門的な知識も身に付くことになります、このために建築業界や不動産業界の会社などに就職、転職する場合に有利になります、更に土地家屋調査士の資格にも近くなり、独立を考えるのも良いのではないでしょうか。

将来性もある資格

測量士補・測量士の測量業務は法律で定められていて、測量士補・測量士の独占業務です。

測量業務は一般住宅や公共事業などで一定の需要があるため、20年~30年先も無くなることはないでしょう、このため将来的にも長く安定して活用できる資格とも言えます。

土地家屋調査士の試験免除になる

建築、不動産業界でトッププラスの資格と言われている土地家屋調査士です、土地家屋調査士を取得すれば更に上のキャリアや待遇が期待できます。
土地家屋調査士は建築・不動産系の資格では難易度が高いですが、測量士補を取得することで午後の試験(測量・作図)が特例で免除になります。
同じ建築・不動産系の資格なので共通する部分も多く土地家屋調査士の勉強への取り組みも楽になり、土地家屋調査士を目指している方にも大きなメリットとなってきます。

もちろん測量士でも午後の試験が免除になりますが、測量士は測量士補より難易度が高い資格となるため、最初から土地家屋調査士を目指している方は、測量士より測量士補の資格を獲得したほうが効率的です。

測量士の足掛かりとなる

測量士補2同じ測量の資格なので測量士補の試験は、上位資格となる測量士の試験と共通する部分が多いです、次の目標として測量士の試験を受ける準備にすることができます。
この測量士の資格は将来測量業務を本格的に仕事として続けたい人、或いは測量関連の業務で将来独立を考えている方には測量士の資格取得は避けては通れない資格です。

建築・不動産の業界において測量士補はメリットが多く比較的取得し易いバランスの良い資格です。
今後、測量系の仕事や建築・不動産業界に就職したい方には取っておいて損は無い資格です。

測量関係の求人は独占業務と言う事もあり、思っている以上に多くあります。

現場経験があれば直ぐに決まりますが、無くても就職(当然最初は皆さん無いので)に結びつきやすいです、測量士補は難易度的にあまり難しくないので(難しくなくても測量士とほぼ同じ仕事が出来ます)社内での評価アップは難しいのですが、測量士は難易度も高く資格手当が支給される場合も多いようです。

測量の資格はなくても現場で測量をすることは誰にでもできますが、正式な書類として認めてもらう事が出来ません、しかも公共工事の測量は資格がなければ出来ません、国家資格で独占業務の測量士補・測量士の資格は役に立ちます。

測量士と測量士補の違いは、公共の測量において測量実施の計画を立て現場に指示出来るのが測量士で、測量士補では計画を立て指示する事は出来ません。

土地家屋調査士の受験生が多く取得します

測量士補の資格を取得すると、土地家屋調査士試験の試験が一部免除になりますので、土地家屋調査士を受験する方の多くは、最初に測量士補を取得しておくのが一般的です。

測量士補試験は、若い人の受験が多く工業高校の生徒や専門学校の学生が、在学中に就職後直ぐに実務を行えるように、取れる資格は取ろうと大勢受験していて会場の平均年齢は思いの外低いです。

土地家屋調査士と測量士の違い

測量士補3

名称からのイメージするのは、土地家屋調査士は事務職で測量士は現場で測量を行うと思っている方も多いのではないでしょうか、しかし実際には二つの資格と身に土地の測量を行うと言う点では共通している土地家屋調査士と測量士です。

ただ、その違いについてきちんと説明できる人は少ないのです、二つの資格は活躍するフィールドは全然違っています。

実際に測量するのであれば、どっちだって似ているのではと思ってしまいすですが、この二つの資格にはお互いに出来る事、出来ない事あります。
ここでは土地家屋調査士と測量士の違いについてお話しします。

土地登記は出来ない 測量士!

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測量士と土地家屋調査士との最大の違いは登記ができるかどうかです。
測量士も土地家屋調査士も、実際の現場で測量を行う点は同じです、使う道具や仕事内容、作業服も似ていたりします、現場で測量中の人を見ても測量士か土地家屋調査士なのか、見ただけで判断がつかないこともあります。

同じ作業をしていても測量士は国交省の国家資格で土地家屋調査士は法務省管轄の国家資格、
測量士は測量の技術者であるのに対し、土地家屋調査士は土地の境界・用途をはっきりさせ、登記を行う人なのです。
測量士は測量だけを行い登記は行えません。

登記目的の測量、測量士は出来ない

測量士は登記を行うことが出来ないので登記目的の測量をすることは許されていません。
身近な人に測量士がいても、土地の文筆や農地の宅地転用などのために測量をしてもらう事は出来ないんです。
これが登記が目的でなくて純粋に土地の広さを知りたい(あまりないと思いますが)場合には測量士に測量してもらって構いません。

基本的に測量士は道路、橋、トンネル、ダムなどの公共の建築物を作る際に必要になる測量を行います、なので測量士は建築業界では需要の高い資格であると共に取得しているだけでも高く評価されます。

測量士には測量士補という同じような資格があります、ただ測量士補には出来ない事があります、測量士は測量作業の責任者として計画書の作成や現場の支持まで行えるのに対し、測量士補は計画書をもとに行う測量業務のみです。

土地家屋調査士の測量は登記を目的する場合のみ!

土地家屋調査士は、測量士とは逆に登記を目的としない測量は許されていません、なので土地家屋調査士がトンネル工事の測量を一度やってみたいと思っても、行えないのです。

工事の測量は測量士、登記の測量は土地家屋調査士という管轄省庁が違うため、お互いの領域に入り込んだ仕事は出来ない制度になっています。
土地家屋調査士と測量士は仕事の目的、資格の内容が違う為にお互いの仕事を代行する事は出来ません。

基本的には土地家屋調査士への依頼は登記を必要とする個人からが多く、測量士への測量の依頼は公共団体がメインになっています。

測量士補に合格するためには

測量士補の合格率は20%~30%で一見すると難易度が高い資格に見え余すが、実際には初めて勉強する人でも比較的容易に取得できる国家資格です。

測量機器に触れた事や測量知識ゼロの人でも合格できますが、三角関数は学習し直す必要があります、三角関数とはsin、cos、tanです、測量を勉強するには避けて通れませんが、高度な内容ではないので心配ありませんが、高度な知識とまではいかないまでもやはり数学の力は必要です。
過去の出題から繰り返し出題されるので、計画的に勉強すれば参考書一冊と過去問で十分合格できます、しかし計画を立てるのが苦手な方は通信講座を利用するのが一般的です、過去問は繰り返し学習する必要があります。

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測量士補試験合格サイト 東京法経学院

測量士補 おすすめの講座

測量士補は初めて勉強する人でも比較的容易に取得できる国家資格ですが、やはり問題によっては思い出したり、理解するまでに時間が掛かる数学的な要素を含んだ内容が少なからずあります。
これは一旦理解してしまえば問題ないのですが、数学から何年も離れていると三角関数の基礎から復習する場合もあります。

独学でテキストや問題集だけで理解しようと思うと、必要以上に時間を費やすこともあります。

測量士補の取得後に土地家屋調査士の受験を少しでも考えているのなら、土地家屋調査士受験の名門である東京法経学院の講座をおすすめします。もちろんDVD付きの講座がおすすめです。

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