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秘書検定
古くからの資格だが社会人としての基本が取得でき、出来れば取得しておきたい資格。
難易度 | 学習期間 | 資格の種類 | 資格の分類 | 合格率 | 将来性 |
---|---|---|---|---|---|
易しい | 1か月程度 | 民間資格 | 民間検定試験 | 70% |
基本常識 |
秘書検定とは
秘書検定は本来、会社の役員や経営者の秘書として勤務するために必要な能力について知識及び技能を取得しているか問う検定試験です。
また秘書としての仕事は需要が少ないため、秘書検定試験は秘書としての資質や秘書業務以外の一般常識、コミュニケーション能力、ビジネスマナー、ビジネス文書の作成、敬語の正しい使い方、電話応対、感じのいい態度など、就職すると直ぐに必要とされる能力も試験で問われます。
言葉使いや電話での対応、接客マナーの他、ファイリングや郵便関係、文書の作成の事務処理、社会や経済の知識、OA機器の習熟など社会人として必要な幅広い基礎能力が必要です。
試験は1~3級に分かれていて、3級は基礎的知識を、2級は専門知識と技能を、1級は高度な専門知識と技能そして資質を問うもので、全級とも筆記試験は「理論」と「実技」に領域区分されており、各科目60%以上の得点で合格になります。
秘書検定(資格)は期待通りの資格か?
秘書検定は、社会人として必要な最低限のマナー「態度」「振る舞い」「話し方の調子」「言葉遣い」「物腰」「しぐさ」「身なり」を備えているかを問う試験になります。
これから社会人となる学生に取って、実社会においては既に身につけていて当然と思われる内容なのですが、実際の学生生活では身につける事は難しいのが現状です。
就職活動において、高卒新卒か、大学新卒なら履歴書に秘書検定取得と記入することで、一応社会人としてのマナーを身につける意欲のある人と判断されて、就職活動が有利になる可能性もありますし、実際の面接でその成果が表れる事も多いのです。
秘書検定の将来性を徹底研究!
この資格の活かし方
秘書検定を取得しても、通常事務では常識の延長であり、就職活動で特に武器にはなるようなことはないと言う方もいますが、面接時では一般常識の中でも中々身につかない「態度」「振る舞い」「話し方の調子」「言葉遣い」「物腰」「しぐさ」「身なり」を付ける事が可能です、これは就職向け一般常識問題には簡単にしか書かれていません。
学生の時に取得していれば就職活動の際に評価されますが、転職の際は秘書希望でもない限り、有利になることは少ないと思われます。
秘書検定の合格率
実施年度 | 級 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
2016年度6月 | 準1 | 5,896 | 2,010 | 34.1% |
2 | 32,812 | 20,197 | 61.6% | |
3 | 18,101 | 12,509 | 69.1% | |
2016年度2月 | 準1 | — | — | — |
2 | 24,278 | 14,670 | 60.4% | |
3 | 12,841 | 7,911 | 61.6% | |
2015年度11月 | 準1 | 6,028 | 2,144 | 35.6% |
2 | 29,187 | 17,054 | 58.4% | |
3 | 14,202 | 10,159 | 71.5% |
※2月には準1級と1級試験は実施されません、1級の合格率は約30%台と準1級とあまり変わりません。
秘書検定に合格するためには
試験には3級、2級、準1級、1級の4種類があります。2級3級を受験する方が多いのが特徴です。
申し込みをして実際に受験する人は1割から2割程度減ります、また受験勉強をほとんどしていない女子高生も多く受験するため、合格率は実際の数字よりは難易度は低いと思われます、内容も普通に少し学習すれば多くの人が合格できます。
受験資格はないので誰でも受験できますが、1級と準1級は二次試験に面接試験があるので 面接室での「態度」「振る舞い」「話し方の調子」「言葉遣い」「物腰」「しぐさ」「身なり」などが細かくチェックされ秘書未経験者や独学で合格するのは難しいようです、なので就職を目指す学生は筆記試験だけの2級や3級を目指すようです、2級までは問題集を一通り済ませるだけで合格する事ができます。
秘書検定試験情報
試験日 | お申込み |
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2月上旬頃(2級と3級のみ)
6月下旬頃(全級) 11月上旬頃(全級) |
試験日の1ヶ月~2ヶ月前に申し込みます。大手書店に受験願書が置いてあります。 |
受験資格 |
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受験資格の制限は一切ありません。どなたでも受験できます。 |
試験内容 |
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検定内容(3級) 1.秘書の資質(理論) 2.職務知識(理論) 3.一般知識(理論) 4.マナー・接遇(実技) 5.技能(実技)理論は五肢択一問題でマークシート方式。 実技は五肢択一問題(マークシート方式)と記述問題 |