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TOEIC
英語を母国語としない人を対象にした、英語のコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストのことです。
難易度 | 学習期間 | 資格の種類 | 資格の分類 | 合格率 | 将来性 |
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設定なし | 目標スコアによる | 民間資格 | 民間検定 | 設定なし | 有望 |
※テスト結果は合格・不合格ではなくスコアで表示されるので「現在の実力把握」や「目標設定」を行うことが出来ます。
TOEICとは
英語のコミュニケーション能力をチェックするテストで、英語を母国語としない人を対象にした世界共通のもので現在では世界約150か国で実施されています。
このTOEICテストは聞く、読むという能力を評価するもので話す、書くの能力は評価しません、ビジネス英語の能力を測るテストとしては、英検に代わって現在では日本で最もポピュラーなテストです。
過去に日本で代表的だった文部科学省認定の「実用英語技能検定」(英検)は、「1級」「準1級」の級別のテストで「合否」が出ますが、TOEICの場合は級別などは無く受験者全員が同じテスト(990点満点)を受け結果は10~990点(5点刻み)のスコアだけが出されます。
TOEFLなどの英語圏への留学向けのテストもありますが、TOEICは全世界共通のテストとなっているため、そのスコアが英語レベルを表す国際的な基準、グローバルスタンダードとなっています。
TOEICは日本で行われていた英語の文法教育とは基本的に考え方が違います、TOEICは日常生活で英語でのコミュニケーションやビジネスまで、英語でのコミュニケーションができるかということをテストします、TOEICではリスニングとリーディングで聞く力の能力をはかり、スピーキングとライティングで話す力の能力をはかります。
その結果によって総合的に英語のコミュニケーション能力をスコアとして表します。
TOEICは期待通りの評価を受ける?
1980年頃、バブルと言われていた日本経済は内需中心で好調だった時期です、勿論、内需に引っ張られて日本の国際的な競争力は強く、内需の競争力をそのまま海外に向けたため、海外の企業との取引や海外メーカーとの競合は余りなく、コスト削減の為に海外の安い労働力を求めて工場を海外に移転することもしませんでした、それは国内での生産や販売など一部の輸出企業を除き国内だけで経済の流れが間に合っていました、結果さほど英語を使う必要性がなく、リスクを犯してまで海外へ出ていく必要がなかったのです。
人口の減少による内需中心の日本経済が収束しつつある中で日本の経済力は低下し、内需中心から外需中心へと変わる事によって成長戦略を描くようになってきました、当然の事ですが海外の企業との取引や、安い労働力の海外企業との激しい競争をする事になり、国内雇用も不安定になり外資系企業や海外で働くことも日常的に出てきました。
東南アジアや中国、韓国から日本に就職しに来る外国人の様に、今では日本人が中国や韓国へリストラに合った先端技術を持ったエンジニアが働きに出る時代です、どんなに先端技術を持ったあエンジニアでも、海外企業に就職するには共通の言語となる英語力が必要です。
ただ残念なことに先端技術を持ったエンジニアは中国や韓国の企業が、その知識を習得すると2~3年で職場を追われる事です。
またグローバルな現在は国際的な会議が多く世界のどこで開催されようとも、その多くが英語で議論されます、その開催地が日本であろうと同じです。
海外企業との取引は相手がアジアの国でも中東の産油国でも使われる言葉は英語です、中国語が世界で一番多くの人に使われている言語とはいっても、現在は英語が世界共通言語として使われているのです。
企業が成長戦略を描く際には、海外に目を向けるしかなく英話の重要性は増しており、企業人にとっては持っていて当たり前と言われる時代です。
TOEICは世界共通のテストで、当然ですが問題を含めて全て英語で書かれています、TOEICのスコアは英語でコミュニケーション能力を世界的に証明する基準ですが、日本人以外は世界の様々な企業と取引する人は、英語でのコミュニケーション能力は有って当たり前だと思われます、まだまだ英語のコミュケーション能力に関して日本は閉鎖的なのかもしれません。
仕事で活かせるかTOEICの将来性!
TOEIC(英語力)を活す!
最近は頻繁に海外取引のある企業に関わらず、新卒採用ではTOEICのスコアを重要視する企業が増えているといいます、あの楽天が社内公用語を英語にする事が大きな話題になったのも既に数年前の話です。
今の仕事現場では海外企業と電話での商談やメールのやりとりも当たり前になってきました、発展する企業の中では、英語は苦手なんでと逃げていては仕事になりません、直接海外との取引が無くても社内で英語と関わる機会は増えています、グローバル化の中で英語力は就職活動において重要なスキルになってきました、更に中途採用においては新卒以上になっています。
入社時には問題がなかった英語力も、企業の成長と共に、入社後の査定や昇進の際にTOEICのスコアを考慮している企業も増えています、通勤電車の中で英会話の勉強をしている人を良く見かけませんか。
TOEICで700~795点の実力
TOEICでスコアを700点取るとTOEIC700と呼んでいます、ではTOEIC700の実力は。
社内での仕事を行う上で下記の2つが出来る事を意味しています。
〇会議の案内等の社内文書・通達を読んで理解できる。
〇自分の仕事に関連した日常業務のやり方についての説明が出来る。
これは700点であれば日常のコミュニケーションに問題がないと考えら企業でもTOEICのスコアを700以上としていますが、これは日常的なコミュニケーションが取れるレベルであり専門的な内容となると900点以上が必要となります。
海外との取引が通常的に行われている企業では入社時の最低条件として、その後はOJTによる英語力のUPを企業は望んでいます、一般的な大手企業の昇進の条件をTOEICで700点以上を取ることとしている処もあります。
海外取引の余りない企業なら新卒最低600点以上
当然ですが目指す就職先によって、英語の重要度は変わってきます、ただ日本が内需から外需に変わってきている現在、グローバル化が進む中では、やはり海外企業との商談やメールは増えてきています、英語力は就職活動先の幅を広げる手段としても就職する側にとっては有利になります、その時の判断基準は最低でもスコアは600点以上と言われています。
目指す企業が英語力を求められるのであれば700点以上を取っている必要があると言われています。
TOEIC600~695点の実力は
〇自分宛てに書かれた簡単な仕事上のメモを読んで理解できる。
〇ゆっくりと配慮して話してもらえば、目的地までの順路を理解できる。
これなら何とか取れそうではないですか?
TOEICのスコアを伸ばすには!
TOEIC500をTOEIC600へ目指す勉強法
真剣にTOEICを受けようとしている人ほど、全ての項目を勉強、全ての問題に解答しようと考えて勉強をし始めます。
ただTOEICの全世界対象の為に出題範囲は広く、しかも試験時間も少ないのです。
まずは500点、600点をと思っている方は全てを勉強しようとせずに、試験の問題を解答する部分、捨てる部分に分け、問題を逆算した対策を行う事が成功への近道です。
前回のスコアが500点以下の方は、基本的な語彙力(どれだけ多くの種類の単語を知っているかという力)を身につけることに加へて中学校レベルの英文法をしっかり復習することによって大幅なスコアアップが見込めます。
多くの人は英語の勉強から離れてしまって久しいという方だと思いますので、初心に戻って、継続的に勉強する習慣がつけば、それだけでも大きく前進できます。
TOEIC700を目指す勉強法
基本的な語彙力(どれだけ多くの種類の単語を知っているかという力)と文法力はあるけど英語が好きとは言えない、という中級レベルの方が目標とするのがTOEIC700点。
700点を目指すにはTOEICという試験に慣れることで大きな飛躍のきっかけとなります、実際に試験を何度か受験して公式問題集の演習型の書籍も活用しTOEICの試験に慣れ不得意な分野を明確にすることで、苦手な分野を重点的に勉強していきます。
ただ人によっては演習形式の勉強を進める事が難しいと思うときには無理をせずに上記の500点、600点レベルの勉強方に戻り基本を学ぶことが効率的な場合も多いです。
TOEICで700点以上を目指す場合と500点~600点を目指す場合に大きく違うのは、700点を目指す時には、短い試験時間内により多くの問題に解答する必要があります。
問題を見た瞬間に諦めず、パニックにならないように冷静に120分の時間を有効に使い分ける訓練が必要になります、意外にこれが難しいのです。
TOEIC800をTOEIC900へ目指す勉強法
ここから先90%の正解をしなくてはなりません、ケアレスミスも許されない上級者へ、得意分野を全問正解でこなし苦手分野もなくし難しくボリュームがある、リーディングセクションのPart 7なども、何とかこなさなくてはならない実力戦です。
マニアックなやり方ですが、実際の試験よりも短い時間で模試に取り組み実際よりも早い速度で読まれる教材を使ってリスニングを鍛える、マラソン戦でいう高地トレーニング的な訓練を行うことも効果的です。
このTOEICの得点を目指す方は、リスニングも何度か聴けるならば、ほとんど解る時間があればリーディングも問題ないというレベルです、とにかく模試を繰り返してスピードに慣れ、鍛えることです。
少しでも多くの単語(語彙力)を増やす!
会話にまず必要なことは、少しでも多くの単語(語彙力)を増やすことです、分からない単語があったのではリスニングで聞き取れるはずは。。。。英語を聞くのと単語を覚えることは別の事です。
TOEICの会話ではより適切な単語を選択することが必要になってきますTOEICのスコアを上げるには、多くの単語を覚え語彙力を増やして正確な文法を覚えることです、英語の会話では伝われば良いと文法が無視しがちです、TOEICでは基本的な文法は覚えておく必要があります。
TOEICでは文法力・リーディング力・リスニング力・会話力等の英語全般について出題されます、苦手な科目があるとスコアをあげる事は、まず難しくなります。
英会話力は、まずは会話する!
リスニングのレベルアップは、正しい英語を多く聞き、そして話すことが重要です、それには訛りのない外国人教師に教えてもらう教室に通うのは一番でしょう、授業料もそれなりにかかりますが。
そこまで出費をしたくない方にはCDやDVDの教材もあります、これらの教材を利用して、場所や時間を選ばずに繰り返し聞く事が出来るのは便利ですね、ただ一長一短でスクールでは時間が拘束される代わりに、その時間は必ず勉強する事になりますが、CDやDVDの教材はいつでも聞ける反面、いつも聞かないなんてことが起こります。
その人の性格や時間の使い方で選ばれるのが一番良い方法ではないでしょうか。
ただCDやDVDは場所や時間を選ばないけど実際に声に出して会話をするには不向きかもしれません、しかしTOEICの受験で英会話教室に通ったという話は身近では聞いたことがないですね。
TOEICで会話が重視されているので、自分の声に出して正しい発音で会話をする必要があります。
TOEIC試験情報
何回もお話ししますがTOEICは通常の試験とは違い、合否の判定がありません学校での中間試験や期末試験に似ているかもしれません、その結果で成績表が付くところが学校とは違いますが。
TOEICは10点から5点刻みで990点までのスコアで評価されます、評価の基準は常に一定なため全世界のグローバル標準となり自分の英語能力を正確に把握することが出来ます。
TOEIC L&Rの形式は、マークシートで120分で200問の問題に答える事になります、内容はリスニング(45分間・100問)リーディング(75分間・100問)となっていますが出題形式は何時も同じで、解答はすべて別紙の解答用紙に記入、テストの出題は英文で英文和訳・和文英訳といった設問はありません。
インターネットを使った英会話講座
TOEICの講座がある学校や予備校を利用するのが手っ取り早いとは思いますが、社会人には時間的な余裕が学生には経済的な理由から、教材を買って独学で学習をするのか、通信講座などで勉強される方も多いようです、ただ早めに自分にあった方法を探しましょう、通常の試験と違いリスニングに対応する必要があるからです。
最近はインターネットを使った、英会話講座もありますから生の英語を聞いて、会話ができ、通学の必要のない授業を受講できるので効果的かもしれません。
どの方法にしろ、時間とお金を大切にするために継続的に続ける事が重要です、高い教材や口座にお金を使ったけど利用しなかったと言う事ががないように!
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