ケアマネージャー(介護支援専門員) |役割と仕事内容

ケアマネージャー(介護支援専門員)役割と仕事内容

介護

ケアマネージャーとは、介護の現場でどのような役割・仕事をしているのか、ご存じでしょうか、このサイトをご覧の方は介護の現場で活躍されている方が多いと思いますので、私がご紹介するまでも無いとは思いますが、今回はケアマネージャーについてご紹介します。

介護保険のプロ介護支援専門員(ケアマージャー)

介護保険に関するスペシャリストであるケアマネージャー(介護支援専門員)は、現在介護を必要とする方が、介護保険サービスを受けられるようにケアプラン(サービス計画書)の作成やサービス事業者との調整を行う事が重要な仕事です
ケアプランを作成するには介護保険や介護現場を含む介護に関する幅広い知識が必要になります。

そのケアマネージャーになるには、都道府県の認定資格である介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなくてはなりません、ケアマネージャーは介護福祉士がステップアップのために取得したり、資格が出来た当初は看護師などの医療従事者が介護の専門知識を得るために取得したりするケースが多く見られました。

少し介護保険のお話をします「日本の高齢化社会と介護保険」

人口動態統計によると日本社会は、急速に高齢化が進んでおり1985年には総人口の10人に1人であった高齢者の割合は、2004年には5人に1人に2014年には人口の26%4人に1人が高齢者に、2040年には36.1%の3人に1人以上になると予測されています。

過去から心配されている高齢化の原因は、出生率の低下による少子化及び平均寿命の延びがあげられます、これにともない高齢者の増加による介護が必要な人が増える一方、介護する世代の人口が減少、過去は家族で担ってきた介護を社会全体で支えて行く必要がでてきました。

その対策として出来たのが介護保険制度です、家族による介護から介護サービスの社会化を目指した制度です。

介護保険制度は、施行されるまで別々に機能していた、老人保健医療サービスと老人福祉サービスを統合した点からも、画期的な制度と言われています、この介護保険が目指している介護の基本方針としてあげられているのは以下のものです。

・保健医療サービスと福祉サービスを総合的・効率的に提供する。
・民間活力を活用した多用な事業者や施設によってサービスを提供する。
・高齢者が自分の意思でサービスや提供事業者を選択する事を基本とする。
・在宅介護を重視し、住み慣れた自宅で自立した生活を送る事を支援する。

介護2

介護保険とケアマネージャー

介護保険の基本方針を行うためには、受ける側の高齢者ニーズを十分に把握し介護保険のサービスの種類や内容また提供する事業者の情報を提供する事で高齢者及びその家族が選択できるよ分かり易くする必要があります。

これをケアマネジメント(居宅介護支援)と言います、自宅で暮らす高齢者のために、ケアマネジメントを行う機関を居宅介護支援事業者、ケアマネジメントを行う人をケアマネージャー(介護支援専門員)と呼びす、またケアマネージャーは略称でケアマネとも呼ばれます。

1.ケアプラン作成・給付管理

仕事内容1

介護保険サービスを利用する際に必要なケアプランの作成です。

作成する際には、サービスを受ける高齢者が抱える問題点を明らかにし、自立するための日常生活を送れるように、支援での課題を纏めるアセスメント(課題分析)能力が求められます。
アセスメントを基に自力で数メートル歩けるようになる・自分一人で食事できるようになるなどの目標をサービスを受ける高齢者や家族と一緒に決め目標の達成状況を、適宜モニタリング(現状を観察して把握)します。

介護保険サービスを利用する事で発生する介護給付費の管理(給付管理)は、介護サービスを行う事業者によっては事務を担当する者が行う場合もありますが、基本はケアマネージャーが行う仕事で、事業者に介護給付が行われるように国民健康保険団体連合会に、必要書類を提出する必要があります。

2.利用者・サービス事業者の調整役

ケアマネージャーは、サービス事業所とサービスを受ける高齢者や家族との調整役も求められます。

介護保険サービスには、訪問介護のつにホームヘルパーを派遣して自宅で暮らすサービス利用者を訪問して身体介護や生活援助をする方法や通所介護という一般的にはデイサービスと呼ばれる日帰りで、施設に通うサービス利用者に食事や入浴などの介護を提供する方法があります。

しかし街角で多くのデイサービスの送迎車を見かけるように、事業者は非常に多くあり利用者の高齢者や家族が自身で、目的に合った事業所を探すことは難しいのが現実です。

利用者が自分に適した事業者を探せない場合には、ケアマネージャーが利用者に適していると考える様々な事業者についての情報を提供します、提供された情報を基に、利用者や家族が希望の事業者を見つけられれば、ケアマネージャーは大きな達成感を得られるでしょう。

また高齢者や家族は事業者に要望やクレームを直接言いづらい事が多く、その様な場合のもケアマネージャーが利用者に変わって事業所に意見を伝える事や逆に事業者の考えを利用者に伝えたり調整役を務めます。

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ケアマネジメントの枠に収まらない、ケアマネの仕事内容

ケアマネージャー(介護支援専門員)は、その仕事内容は多岐にわたります、介護が必要な方に介護保険サービスを提供し、生活困窮者には生活保護申請の補助をしたり、食事を作るのが難しい人には配食の紹介したりします、場合によっては施設の利用者である高齢者とその家族の仲裁役になったり、高齢者に地域活動の参加を進めたりすることもあります。

ケアマネージャーの仕事内容は単なる介護業務の枠に収まらない為に大変ですが、その分だけ自分のケアマネジメントによって、高齢者の生活が改善されたときは喜びややりがいは大きく達成感を得られます。

ケアマネージャーは業務範囲は広く業務の内容も専門的で仕事を始めてから知ることも多いでしょう、通常の業務を通し先輩の動きをノウハウを覚えていくことが大切です。

これから高齢化は一段と進みます、それに伴いケアマネージャーの活躍の場は広がり介護業界で困っている高齢者の生活を改善したいと介護の専門知識を得たいと考えているなら、資格取得をおすすめします。

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