歯科助手の資格 | 合格　歯科助手ガイドブック

歯科衛生士

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1 歯科助手

歯科助手

歯科衛生士との待遇の違いに愕然とするだけの使えない資格

難易度	学習期間	資格の種類	資格の分類	合格率	将来性
易しい	1か月	民間資格	民間試験	95％	歯科医院による

歯科助手とは？

多くの方が「歯科助手になるためには、歯科助手の資格が必要！」と思っているようですが、
実際には歯科助手になるためには、歯科医師や歯科衛生士のような国家資格ではありません。
では何故？歯科助手という仕事は、歯科医院で行う雑務（事務員）のような仕事で誰でもはじめることができる仕事なのです。

それなのになぜ”歯科助手の資格”という言葉をよく耳にするのでしょうか、それは民間の認定資格のことで民間資格の認定所が発信しているからなのです、当然ですが歯科助手の資格がなければ歯科医院で就職できないということではありません。

歯科助手や歯科アシスタントと言われる仕事の内容は歯科医院にて、雑務全般を行い主な仕事内容は受付業務や患者さんの誘導と会計業務や診療報酬の請求（レセプト）歯科医の補助および使用する道具の洗浄や院内の清掃、電話対応での予約受付などです。

歯科医師の補助も業務の一つですが、来院する患者の口腔に手を入れることはできません、あくまでも器具を手渡したり洗浄するなど補助的間接的な業務になります、患者の口腔に手を入れ歯科医師の治療補助をするのは歯科衛生士の資格を持つ人にしかできません。
歯科衛生士の資格は国家資格で歯科助手は国で認められた資格ではなく、一般の民間検定試験です。

歯科助手の資格認定（民間）は、歯科医院での仕事をスムーズに行うために、基本的な勉強をしましたという証です。

実際の歯科医院での歯科助手の仕事現場では、先ほどお話ししたように受付や会計などの事務系の仕事以外にも歯科医や歯科衛生士の手助けをする仕事も含まれいます、その場面は専門の歯科用語が常に飛び交うために専門知識が必要とされます。

仕事に慣れてくれば自然と身に着く知識なのですが、仕事と専門知識を覚えてもらうより事前に専門知識を習得している方が歯科医院側もスムーズなので、採用の際には歯科助手の認定資格の修得が有利に働くのです。

何の知識もない素人が、現場に入っても専門知識を必要とする現場では仕事を覚えるのが、より大変になります、そこへ専門知識がある状態で入る事で自分の自信にもなり、より一層スムーズに仕事を覚える事ができます。

民間の資格でも、専門知識を習得している証となる歯科助手の資格を持っているだけで就職・転職に有利に働くはずです。

歯科助手の資格のイロイロ

歯科助手の資格には国家資格はなく、歯科助手の仕事をするのにも資格は必要ありません。
しかし、歯科医療の専門的な知識を身につけるためにも、就職の面で有利に働きやすいということで民間の資格が注目されています。

歯科助手：日本歯科医師会承認の全国各地の歯科医師会や専門学校での講習を修了することで取得できる資格。（乙種第一、乙種第二、甲種の３種類）
歯科医療事務管理士：「歯科医療事務管理し技能認定試験」（技能認定振興協会が主催）に合格する事で資格を取得できる。
認定歯科助手：内閣府認証NPO法人医療福祉情報実務能力協会の認定資格。
歯科助手専門秘書検定資格：内閣府認証NPO法人日本能力開発推進協会の認定資格。
歯科助手検定：「歯科助手検定試験」に合格する事で取得できる日本歯科助手検定協会の認定資格。（１級、２級、３級の３種類）
歯科医療事務検定：「歯科医療事務検定試験」に合格する事で取得できる日本医療事務検定協会の認定資格。（１級、２級、３級の３種類）

歯磨き

歯科衛生士のとは待遇が違います

歯科医院では歯科医師をはじめ歯科衛生士や歯科助手が一緒に働いています、その中で歯科助手は資格については法的な基準はなく、事務員の延長上の民間の検定試験です当然なのですが医療行為、それに準ずる補助的な業務を行えません、事務や雑務等の国家資格を必要としない業務を行うだけです。

それに引き換え歯科衛生士は、歯科衛生士法に基づいた国家資格で、その資格取得については修業年限や時間数、必修学科目が規定されていて医療人としての業務や地位が保障されています、歯科衛生士は患者の口腔に手を入れ直接患部を見たり歯科予防処置、保健指導などの歯科医療業務を行います、なので歯科衛生士（医療業務従事者）と歯科助手（一般事務職）とでは当然ですが大きな違いがあります。

もちろん歯科衛生士は国家資格者としてのプライドもあり、事務員の延長上の雑用を行う歯科助手と一緒にされるのを、極端にイヤがる女性も多く当然ですが収入面でも、差はかなりあります歯科衛生士は歯科助手と比べ時給は格段に高いです、それと比べると歯科助手の地位は低いと言わざるを得ません。

学校に通う余裕があるのなら、歯科衛生士を考えても良いかも

お話ししたように歯科衛生士は、歯科衛生士法に基づいた国家資格で、歯科衛生士の資格取得については修業年限や時間数、必修学科目が明確に規定されていて、単純に歯科医の補助をするだけに留まらず患者さんの患部を見たり歯科予防処置や保健指導など、歯科医療業務を行うこともできる資格です、これは全国どこの病院でも使える生涯の資格ですが、簡単に取得できる資格ではありません3年以上学校へ通う必要がありますが働いている人でも取得できるよう夜間の学校もあります。

あなたが年齢も若く今後の進路について、医療系を考えているようであれば歯科衛生士も選択肢の一つにしてよいと思います。

歯科助手になるために、歯科助手を知ろう！

歯科助手を目指そうかと思っているなら、最初に歯科医療について知識を得る事をお勧めします。

歯科助手になる前に絶対勉強しておかなければ、とか歯科助手資格を取得しておかなければならない訳ではないので、安心してください。

歯科医院で働くために歯科助手資格は必要ないのです、しかし専門知識が必要となるので容易くこなせる仕事でもありません、運よく歯科医院の面接に受かって実際に勤めることになっても、医療専門用語の知識がないため仕事を覚えたくても解らないことだらけ、これは英語が出来ない人に英語で仕事内容を教えるようなものです。

なので事前に専門用語などの知識を習得しておく、これがスムーズに仕事をこなす鍵となっていくのです。
事前に勉強するためには

専門学校に通う
通信講座で学ぶ
書店で参考書を購入して学ぶ

	メリット	デメリット
専門学校	合格までのスケジュールに付いていくことで自然と知識が身に付く、また疑問は直ぐに講師に質問することができる。	学校に通う事が出来ないと費用が無駄になる、今までの生活のリズムが変わり時間を拘束され、費用も高め。
通信講座	自分の空いた時間に勉強が出来るため、仕事に影響が少なくの両立も可能、疑問点を講師への質問したり、就活サポートなどもある。	計画的に勉強時間を作る必要があることから、周りに影響されやすい。
参考書	書籍を限定できれば比較的費用は掛からない、通勤時間などの空いた時間に勉強できる。	意思を強く持つ必要があり、優柔不断な人には向かない、分からないところを自分で解決する必要がある。