保育士 |合格率 ・保育士になるためには!

保育園

保育士

常に保育園も保育士も不足の業界で社会問題にもなっています、求人も多く就職先に困ることはありません。

難易度 学習期間 資格の種類 資格の分類 合格率 将来性
普通 1年以上 国家資格 名称資格 15%

有望

保育士とは?

保育士とは、共働きの両親に代わり0歳児から小学校就学前の幼児を保育するのに必要な資格(保育士)を持った方です。

保育士の資格は取得すると、更新の必要もなく保育士として生涯有効な資格です。

過去には保母さんという名称でした、1999年の児童福祉法改正前まで保母資格だったことから保母さん、といった呼び名が一般的でしたが、男性の職場に女性が、女性の職場に男性が進出するようになり、男性も保母資格を取得する方が増え、母という女性を連想させる名称への違和感や、男女雇用機会均等法の一般化により保育士資格という名称に変更されました。

(※男性が保母資格の受験を認められたのは昭和52年以降です。)

資格の名称変更は1998年まで保母資格、1999年から保育士資格となり、児童福祉法の改正で名称が保母から保育士に統一されました。

保育士資格は通常、保育園の仕事だけに必要な資格と思われていますが、保育園以外でも乳児院や児童養護施設、各種障害児施設などでも、保育士を一定人数以上配備することを義務付けられています、そこで様々な職場に保育士が働いおり、他にも児童館、学童クラブ、病院、ベビーシッターで勤務する場合も、保育士資格を必要とする場合もあって幅広い職場で必要とされる国家資格と言えるでしょう。(平成15年度に国家資格となる)

さらに年齢に関係なく働く職場があり、働く女性としてはハンデとなりがちな、結婚や出産もプラス材料として扱われ、女性にとっては魅力的な資格で、資格を取得することで就職や転職、再就職には有利です、また自分の子育てにも十分に生かすことができます。

仕事内容

保育園で働く保育士は子供を預かる、ということが仕事となります、もちろんただ預かれば良い訳ではなく、子供が保育園での生活から基本的な生活習慣を身につけさせ、さらに子供の安全の確保や集団生活の大切を保育士が責任を持って教えていく必要があります。

日常的な子供同士のケンカや一般の常識などは、もちろん子供は知りません、なぜいけないのか?、そういうことをしたら相手はどう思うだろうか?、といった初歩的な事から教えていく必要があり根気もいりますし、広い心で温かく見守っていかなくてはなりません。

子供と一緒に過ごす時間は両親以上の時間を保育士と過ごす訳ですから、子供の成長に影響する役割としては大切な存在(大人)となっています。

保育園では、その施設によりますが、0歳児~就学前(0歳~6歳)までの子供たち預かります、この保育園の時期は子供達にとって、年齢、見た目、人間の中身としても大きく変化がある大事な時期です。
この時期、子供は数か月も会わなければ身体も大きく、言葉も増え、一人で出来ることが多くなり、友だちと遊ぶことを覚え、かかわる保育士の真似をしたりと、子供に影響することもたくさんあります、そんな子供たちが数十人いるのですから日々、子供たちの成長を感じることができます。

自分の行動が直ぐに子供の成長に影響され、責任もあるので大変に思うかもしれませんが、その分もやりがいのある仕事です、子供たちと一緒に生活をして成長を見届け卒園させる、というのは感動的で保育士で良かったと思える一瞬でもあるのです。

保育士(資格)は期待通りの資格か?

保育士は国家資格で取得すれば生涯有効です、そのため子育てやご主人の転勤等の理由で退職しても、求人も多く、また経験が再就職を有利になることも職業柄多いようです。

やはり、お父さんとお母さんというイメージがあるようで、最近では男性の保育士も増えましたが、やはり子育てという面では女性の多い職場と言えます。

今や共働き世帯の増加などから保育の需要が増えた事で待機児童の問題などマスコミが取り上げる事も多く常に、新たな保育園の建設や保育士の募集が出ている状況です、それに対応するためにパートなど短時間勤務や保育士派遣を行う人材派遣会社に登録するなど、働く側のライフスタイルに合わせた働き方をすることも可能になってきました。

先ほどお話ししたように、活躍できる場所は保育所だけでなく、病院や大型複合施設など多岐に渡り、病院でも最近は保育士を募集している例もあります、この様に様々な形で子どもと関わることができる点も大きな特徴です。

保育士の将来性を徹底研究!

この資格の活かし方

保育士は常に不足しているのが現状で、求人は多く資格を取得すると就職や転職に有効です、特に女性に人気の職業ですが、最近は男性の保育士多くなっています。

就職先は、幼稚園や保育園、託児施設、乳児院、養護施設など児童福祉施設や病院で、活躍の場は多く、保育士は可愛く元気な子どもの成長を見届ける、やりがいある仕事です。

幼稚園教諭と保育士の違いとは

幼稚園教諭、保育士は呼び名こそ違いますが、どちらも幼児を対象にした施設で働く幼児教育のプロであり、その差は薄れつつあると言ってよいでしょう。

では両者の違いは、幼稚園の先生は正確には幼稚園教諭と呼ばれ、主に名前の教諭と言うように、ピアノやお絵かき、お遊戯での情操教育を行うと共に、団体生活の中でのルールなども教えます。

それに対して、保育士は働くお母さんに代わり子どもの世話をするのが仕事で、0歳児のオムツ交換や授乳、生活での指導、しつけ、歌や折り紙など遊びながら、子どもの成長を見守ります。

現実は厳しい仕事

人気があるのに不足がちな理由の一つに、保育士の仕事は低賃金である事が挙げられます、国会でもしばしばこの話題は取り上げられて、既に周知の事実と言ってもよいのであはないでしょうか、その平均年収214万円とも言われ、ハードな割に他の職種よりもかなり低いのが現実です。

業務内容から、保育士は長時間労働になることも多く、その残業がサービス残業で手当がつかない事が多いようです、それが理由で保育士の資格を持っていながら、保育士以外の仕事をしている方も多く、これが保育士の慢性的な不足となっているようです、この問題に国は保育士の給与面での待遇改善を、進めている最中なので、今後は待遇が改善される事だと思われます。

女子大生

保育士に絶対合格!

通信教育でも取得は可能

保育士資格の取得方法は大きくわけて2つあります。

  • 大学、短期大学、専門学校などの指定保育士養成施設へ進学し、その課程を修了することで保育士資格を取得する。
  • 国家試験である「保育士試験」を受験し合格する。

医者や獣医師などの国家資格とは違い、保育課等の学部を卒業すれば同時に無条件で保育士の資格を取得できます、他には自分で勉強して保育士試験に合格すれば保育士資格を取得することができます、保育園での教育実習の必要は無く、実習は保育の学校へ通っている方のみが対象です、なので専門的な施設へ通うこともなく、独学で十分に取得できる資格です。

保育士試験の難易度は?

合格率は10%〜20%で難易度は高く、そう簡単に合格は出来ません、科目によって難易度が違うようで、十分に時間を掛けて勉強することが必要です。

保育士試験受験者数の推移

保育士試験の受験者数(通常試験)は平成21年以降、増加の傾向にありましたが、平成27年度は大きく減少し46,487人となりました。

楽に短期間で合格できるような試験ではありません。独学で短期間で合格する人もいますが、2年ほど学習に時間を費やして合格する方もいます。ただ、子育てがひと段落した主婦など、自宅でゆっくりと勉強ができる環境にある方は独学が向いているので、時間さえかけて学習すれば十分合格できます。

保育士試験の合格率

受験者数 合格者数 全体
2016年度 70,710 18,229 25.8%
2015年度 67,504 23,165 34.3%
2014年度 51,257 9,894 19.34%
2013年度 51,055 8,905 17.4%
2012年度 52,257 9,726 18.6%
2011年度 49,307 6,957 14.1%
2010年度 46,820 5,324 11.4%
2009年度 41,163 5,204 12.6%
2008年度 37,744 3,989 10.6%
2007年度 38,032 7,750 20.4%
2006年度 39,192 5,693 14.5%
2005年度 37,288 6,291 16.9%
2004年度 35,237 4,516 12.8%

全免者を除く数字です。

保育士試験情報

試験日 お申込み
年2回実施されています。
詳しくは厚生労働省の保育士試験サイト
保育士試験事務センター(全国保育士養成協議会)をご確認ください。
受験資格
・学校教育法による大学に2年以上在学して62単位以上修得した者
・短期大学の最終学年に在学している者であって、年度中に卒業することが見込まれる者であると当該学校の長が認めた者
・専修学校の専門課程または各種学校を卒業した者
・高等学校を卒業した者もしくは中等教育学校を卒業した者もしくは通常の課程による12年の学校教育を修了した者など
試験内容

筆記試験科目

1.保育原理
2.教育原理及び社会的養護
3.児童家庭福祉
4.社会福祉
5.保育の心理学
6.子どもの保健
7.子どもの食と栄養
8.保育実習理論

実技試験分野

1.音楽表現に関する技術(ピアノ・ギター・アコーディオンから1つ選び、事前に知らされた課題曲を弾き語ります)
2.造形表現に関する技術(テーマに沿った絵を書きます)
3.言語表現に関する技術(好きな絵本を暗唱して、3分以内に話します)

実技試験科目(ピアノや絵を描く技術が試されます。対策を立てて練習すれば難しくはありません)

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