防災士養成へ資格取得費 |倉吉市が負担!

防災士養成へ資格取得費を負担 倉吉市

防災士

鳥取県倉吉市は、防災力強化の一環として、市消防団分団長以上の団員を対象に、防災士の資格を取得させる。認定に必要な研修費を全額負担。資格を持つことで、これまで以上に地域の防災リーダーとしての役割を担ってもらう。9月定例会に関係予算を提案。県消防防災課によると、県内の自治体ではあまり例がないという。

鳥取中部地震の教訓を踏まえて同市は、本年度から市民を対象にした防災士の養成に着手。NPO法人「日本防災士機構」が認定する資格取得のための研修費を負担し、3カ年計画で計60人の防災士を誕生させる考えでいる。

こうした取り組みが進む中、市消防団(反甫(たんぼ)博行団長、488人)が分団長以上に防災士の資格を取らせることを市に提案。「消防団員は防災の能力を持ち、地域とのつながりもある。あらゆる災害で地域の防災リーダーとなってくれる」(市防災安全課)と必要経費を計上した。

今回、対象となるのは、16分団の分団長と副団長のほか、団に所属する元分団長ら合わせて32人を予定。経費として25万6千円を補正予算に計上している。

県内では、日吉津村が3年前から消防団員に限定せず、自主防災組織などに携わる村民を対象に防災士の資格取得費を公費でまかなっている。(前田雅博)

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